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รวมศัพท์จากนิยาย 〆切前には百合が捗る เล่ม 1

罷まかり通とおる	だに男尊女卑が平然と罷り通るような社会で、ましてや性的マイノリティに居場所などあるわけがなかった
はたと	そこで愛結ははたと気づく。「あの、もしかして仕事先って……」
払拭ふっしょく	愛結の不安を払拭するように京は笑って
築浅ちくあさ	築浅の低層マンションや一軒家が並び立つ閑静なエリアにある、地上五階建てのお洒落なマンション
掻かきむしる	京が頭を搔きむしり怒りを爆発させようとしたそのとき、突然「きゅるるる……」という気が抜けるような音が響いた
出世払しゅっせばらい	代金は出世払いでいいわ。ささ、遠慮なく召し上がれ♪
おずおず	おずおずと肉を箸で摘まみ、口に入れて咀嚼すると、彼女の大きな目がさらに開かれた
入念にゅうねん	身体を普段よりも入念に洗ってから、ゆっくりとお湯に身体を沈めていく
引ひき戸ど	引き戸を開けた途端、聞こえていた鳥の鳴き声がより大きくなった
気負きおう	やけに気負ってるみたいだけど、大丈夫かしら
自腹じばら	うーん、無理すれば住めなくはないけど、自腹でこの家を借りようとは思わないかなー
一戸建いっこたて	タワマンとか一戸建ての物件もあったんだけど、タワマンは上り下りに時間がかかりそうだし、一戸建ては一人じゃ持て余すから、ここでいいかなって
むくれる	ますますむくれる愛結に優佳理は笑って、「東京って言ったって所詮は日本の一部よ。愛結ちゃんの地元と同じように、お金さえあれば大抵のお店で自由に買い物ができるわ。わかってもらえたかしら」
懊悩おうのう	ヒカリの言葉で愛結の懊悩は断ち切られた 「ここって歯ブラシも売ってるんですか？」
馴なれ初そめ	むしろその馴れ初めが気になるのだが。百万かかったものの、虫歯も無事治せてさらに運命の人と出逢えたのなら、意外と悪くないような気もする
健啖家けんたんか	愛結ちゃん、なかなかの健啖家ね。さすがみゃーさんの血族だけあるわ
申もうし分ぶん	今朝も味・量ともに申し分なく、特に銀ダラのみりん焼きと白米の相性が抜群で、久々に朝からご飯を二杯食べてしまった
与太話よたばなし	べつにそんな与太話を真に受けるつもりもないけれど
高揚こうよう	まるで天空から下界を見下ろす神にでもなったかのような高揚感があり、かなり楽しい
至極しごく	至極真っ当なことを言ったつもりだったが、ヒカリは何故か首を捻り
座卓ざたく	愛結の使っている和室にある家具は、座卓＆座椅子、テレビ台＆テレビくらいしかない
座椅子ざいす
重厚じゅうこう	ヒカリの部屋の仕事机は、まるで一流企業の社長室の机（愛結のイメージ）みたいな重厚感ある見た目で、きっとすごい高級品なんだろうと思っていた
市販しはん	当然置き場に困ることもあるのだが、そのときは市販品だろうが自作だろうが躊躇なく処分することにしている
塗装とそう	とりあえず塗装のことはお店に行ってから決めましょうか
塗料とりょう	塗料とニスを買ったあと、加工の済んだ木材を受け取り、二人はマンションに戻った
ニス
ツナギ	作業で汚れてもいいように、愛結は学校のジャージ、ヒカリはツナギに着替える
粉塵ふんじん	紙やすりと比べて非常に楽にツルツルになり、磨くとき出た粉塵を自動的に吸い込んでくれるのも便利だ
刷毛はけ	それから優佳理が三段目の側板、愛結が二段目の側板に手形を付けることを決め、蛍光塗料と刷毛を準備する
際立きわだつ	なるほど……たしかに、和室だからこそ逆にヴィヴィッドな感じが際立つかもね
しげしげ	優佳理は再び、しげしげと棚を眺める。愛結と一緒に作った棚、手形つき
渓流けいりゅう	ここは渓流を利用した管理釣り場で、放流されているのはニジマス。周囲は豊かな自然で囲まれ、草木が揺れる音や鳥の囀りが聞こえてくる.
ニジマス
囀さえずり
ウキ	ほどなく、優佳理の釣り糸に繋がっているウキが急に水中に引き込まれた
食欲旺盛しょくよくおうせい	すぐ食いついてくれるような食欲旺盛な魚はもう他の人たちに釣られちゃって、警戒心が強い子ばっかりが残ってたり、一度釣られそうになってイクラが罠だって学習してたり
面持おももち	愛結が緊張した面持ちでじりじりと竿を引き上げていく
じりじり
南蛮漬なんばんづけ	ちなみに大量のニジマスは、唐揚げ、天ぷら、南蛮漬け、吹き込みご飯、燻製、アクアパッツァなどにされ、三日のうちに二人のお腹に収まった
燻製くんせい
やんわり	やんわりと、しかし有無を言わさぬ口調で言い切ったヒカリに、愛結は苦笑を浮かべるしかなかった
有無うむ
どんより	愛結が訪ねると、京はどんよりした顔で答えた
素行そこう	「まあ、作家はべつに出版社の社員ってわけじゃないから、クビになるなんてことはないんだけど。でも、重大な問題を起こした作家や素行不良の作家が、出版社から出禁を食らうことはたまにあるわね」 「じゃ、じゃあ先生もそのうち……！」 おろおろする愛結に、京は苦笑を浮かべる
出禁できん
おろおろ
ちゃらんぽらん	もっとも、あの馬鹿はあたしのこういう気持ちに気づいてるのかもしれないけどね。あの子、わざとちゃらんぽらんに振る舞って相手を試すようなことあるから
意匠いしょう	ヒカリの瓶は高そうな香水の空き瓶。凝った意匠が施されており、そのままでも上品なインテリアとして通用しそうだ
浸つかる	襲い来た恐怖を熱いシャワーで洗い流し、愛結が湯船に浸かっていると
車検しゃけん	東京ではあんまり必要ないし、車検とかメンテとかめんどくさいもの
小一時間こいちじかん	安堵して、愛結は小一時間ほど休憩したあと大浴場へと向かった
広縁ひろえん	ヒカリは部屋の広縁で、今日氷見の市場で買った練り物やホタルイカの沖漬けをツマミにして日本酒を飲んでいた
練ねり物もの
ホタルイカ
沖漬おきづけ
ツマミ
爪楊枝つまようじ	誘いを断るのも感じが悪いので、愛結はヒカリの対面に座り、なるべく彼女の胸元を見ないようにしながら、かまぼこを爪楊枝で刺した
自堕落じだらく	自由に自堕落に、好き勝手に、わがままで気まぐれな駄目人間でいたいの
飄々ひょうひょう	飄々としているけど繊細なところもあって、こんなふうに、ファンの悲報に涙を流すこともある
古今東西ここんとうざい	小説や映画やドラマ、古今東西あらゆる物語で描かれてきた、美しく激しく時に醜悪で痛々しいあの感情と、自分が愛結に抱いているコレが同一のものだとはどうしても思えなかった
醜悪しゅうあく
造作ぞうさもない	編集者は、何万文字もの文章の中から細かいミスを見つけ出す作業を日常的にこなしている。たかだか数百枚の写真から目的の一枚を探すことなど造作もないだろう

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